CAD製図・設計
CAD製図・設計にはどんな人材が求められている？
工業製品とファッション製品では描く線が変わってきますし、建築の設計と機械の設計では求められるスキルも違ってきます。派遣のCADエンジニアとして、まずは赴任した会社の製品や開発～設計の流れなどについて良く理解し、設計者から頼りにされるCADエンジニア、を目指しましょう。
設計者から信頼を置かれるCAD図面とは
CADの図面作成の仕事とは、設計に忠実に、正確に図面化するのが根本。しかし正確であるだけでは不足です。設計者にはそのデザインについての思いがあり、それを分かってくれるCAD図面とそうでない図面というのは全く違うのです。それは建築なら建築、インテリアならインテリアへの知識を持ち、関心を持って、理解して図面化する、美意識を持っている場合には変わってきます。特に3D-CADでの微妙な曲線などは粗雑な図面化では設計者の思いを断ちきってしまうことになりかねません。
例えば建築では、いつも四角いものを扱うとは限りません。ローマのような装飾円柱が立ち並ぶ空間もあるでしょう。自動車設計だと思っていたら部品や、時には船の図面が入ってくるといったこともあるかもしれません。CADエンジニアは、常に関連する分野、新たな設計対象に関心を持ち、研究していることが必要です。
CADプラス何？
CAD技術者にとって、その成長には別の能力や知識があると有利です。例えば、見積り書まで落とし込めるとか、スケジューリングの能力が高いといったことも重要です。設計者の考えをくみ取るコミュニケーション能力もあるでしょう。CADプラスもう１つの能力を身に付けることができれば役に立ちます。中国での建築需要が広がっているなら、中国語を学んでみよう、一度行ってみようといったアンテナと行動力を持つことが大切なのです。
