生産管理
生産管理とはどんな仕事?
生産管理とは、決められた納期の中で一定の量・品質・コストで製品をつくり出すための管理活動で、多くの企業ではコンピュータ・システムで生産管理を支援する「生産情報システム」を導入し、管理するのが主流となってきました。80年代までの工場では、いいものをより安くといった考え方から、品質とコストを重視した生産管理が主流でした。
例えば生産ラインでは、バーコードで原材料調達からライン投入、工数確認、数量確認、出荷、在庫などの管理を一元的に行い、そのデータを蓄積し、経営のためのリソースとして利用できるようになっています。
従来、生産管理は日本のお家芸ともいえる分野であり、トヨタの「カンバン方式」のように、各社が現場の実情に合わせて独自の生産管理システムを構築しています。これらの管理システムに基づいて、ラインの生産量や生産効率の管理から、メンテナンスまでを行うエンジニアの需要も多くなっています。
現在では少量多品種生産や、オンデマンド生産、環境に優しい生産など、経営をめぐるさまざまな要請から、生産管理の考え方も幅広くなっています。