品質管理・品質改善
品質管理・品質改善とはどんな仕事?
【品質管理とは】
昨今では品質管理の求人が大きく変わり始めています。品質管理・改善というと、日本ではほとんどの場合、社内の該当部署が担当することが多いものです。しかし、近年ではこの分野でも、外部から品質管理エンジニア、品質マネジメント・エンジニアなどと呼ばれるエンジニアを招聘する企業が増えてきています。
品質を守ることは企業として当り前ですが、常識というだけにはとどまりません。クレーム処理にコストがふくらんだり、初期段階の問題が、生産プロセスの後半になって不良品を多数出してしまうなど、利益そのものを左右する大きな問題です。製造物責任の問題に発展すると、企業の存続さえ危うくなることも。
【品質管理の歴史】
日本は70年代からQCサークルなどの形で品質管理への取組みを続けています。80年代のアメリカの製造業では、トヨタカンバン方式などから、「KYOTYO」(強調)、「KANBAN」(カンバン)、「KAIZEN」(改善)を学び、大きく成長したと言われているぐらいです。今では、JIS、ISO9000番台などの規格に基づいて会社全体の取組みとして品質保証体制を整えるのが常識となっています。
具体的な仕事内容としては、品質上の不具合があった場合、部品・材料の不具合、組み立て段階での不具合、生産システム面の不具合などそれぞれの分析・レポート・報告の解析と統計処理を行い、それらをもとにした修正・改善の提案と実施の後、新製品開発時にその製品が関わる「認定基準」にもとづいて、その基準に合わせた製品認定がスムースに獲得できるよう、製品認定テストプランの事前チェックや各種テスト結果の解析・チェック・改善など行います。
【品質管理のこれから】
この様に、品質管理の求人はそれまで該当部署が担ってきた業務を含有しながらも、より専門的に、より横断的に品質管理を行い、プロジェクトを推進するプロジェクトリーダーとしての求人へと活躍の場が広がってきていると言えます。
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品質管理・品質改善の仕事は、独立して部署が設置されるなどその重要性や専門性が非常に高まってきています。そのため品質管理の求人もより専門的なスキルが求められてきています。品質管理・品質改善とはどんな仕事?どんな人材が求められているのかを確認しましょう。